インプラント新聞コラム

★中部経済新聞に掲載されました記事をご紹介致します。
【夢でなくなった究極的歯科治療】
平成17年12月27日掲載

患者さんが歯科インプラント治療に二の足を踏む理由の一つに、治療期間中の食事の不自由さがありました。

患者さんがインプラント治療を受け、ブリッジやセラミック冠を入れるまで、通常でも二〜六ヶ月、 インプラントの土台となる骨が不足しているケースではインプラント治療の期間は一年くらい、インプアントの患者さんは食べ物の制約を 受けなければならなかったからです。 私たちは常に「クオリティ・オブ・ライフ(QOL,暮らしの質)」を高めたいと考えています。

しかし近年では、そうしたインプラント治療の不便さも「即時加重」という術式ができたことによって解消されています。

この即時加重というインプラント治療法をとれば、インプラント治療後すぐに口元・口内の環境が自然になるので、ほとんどすぐに普通の食事がとれるようになります。 インプラント治療でも特に、この即時加重によるインプラント治療は、無歯顎(歯が全くない状態)や、多数歯欠損のインプラントの患者さんのケースでは、とても重宝されています。

こうしたインプラント治療のケースでは、仮義歯というインプラントを装着しますが、その内面はインプラントや周辺の歯肉に触れないように 削るため、 どうしても不安定になります。そこで即時加重インプラント治療によって、インプラント治療の当日に入れる、仮のブリッジ や仮の歯を安定化させるようになりました。

インプラント治癒期間中の、毎日の食事に不自由していたのがこれによって解消されたわけで、患者さんにはとても喜ばれています。 ところが、技術はさらに進んでいます。

「インプラント治療当日に最終ブリッジを装着する方法」がすでに始まっているのです。

実際、ヨーロッパのインプラント学会で無歯顎のインプラント患者さんにインプラントの埋入を行い、同時に最終ブリッジを装着したケースを実況で見たことがあります。このケースではインプラント治療の際、歯肉を開いていましたが 非常に早く終了させていました。

この「インプラント治療当日の最終ブリッジ装着」という新技術と、歯肉を切開 しない「フラップレス・インプラント治療」を組み合わせた究極的なインプラント 治療も夢ではなく、六〜八ヵ月後 には当テルミナインプラントセンターでも開始する予定です。

現在のフラップレス・インプラント治療ではCTスキャナーとコンピューター・ ベース・プランニング を組み合わせた正確なインプラント治療ができるようになっています。

また、コンピューター上で3D(三次元・立体)シュミレーションを 行い、その上でインプラント治療のバーチャルプランニング(仮想インプラント治療)もできますので、それをインプラント治療の患者さんの口の中で正確に再現する段階まで、すでにインプラントは進化しています。

例えば、フラップレス・インプラント治療で数十ミクロンの精度で四〜六本埋入し、その当日に 最終ブリッジを装着するといった、究極的なインプラント治療の術式です。

このインプラント治療が可能になれば、インプラントを受ける患者さんの痛みや、腫れを極限まで小さくすることができます。後は、インプラントの最終ブリッジを、インプラント治療実施前に完成させておくことが必要になりますが、このインプラント法も実現のめどは付いています。

インプラント治療技術の進歩により最新の歯科インプラントを気軽に受けられ、そしてこの新しいインプラント治療法によって 私たちの「クオリティ・オブ・ライフ」を向上できる時代が、目の前までやってきています。

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